Webマーケティングを行う上で持っていると良い資格とは。付加価値の生まれる統計学やデータ分析についてもご紹介。

Webマーケティングを行う上で持っていると良い資格とは。付加価値の生まれる統計学やデータ分析についてもご紹介。

最近では、Webマーケティングに関して、民間でのさまざまな資格試験が行われています。

しかし、Webマーケターになりたいと考えたとき、どのような資格を保有していたら就職や転職に有利なのかが分からない方も多いことでしょう。

今回は、これからWebマーケティングを学びたいとお考えの方に向けて、「Webマーケティングに必要な資格」についてご紹介していきたいと思います。
Webに関する知識を計るものから、統計学やデータ分析能力を計るものまで幅広く仕事で有利になる資格となっております。

《もくじ》
Webマーケターに必要な資格とは
・マーケティングに関する資格
 1.マーケティング・ビジネス実務検定
 2.IMA(Internet Marketing Analyst)検定
 3.Web検定
 4.ネットマーケティング検定

・分析や統計に関する資格
 1.統計検定
 2.Webアナリスト検定
 3.Googleアナリティクス個人認定資格(通称:GAIQ)
 4.ウェブ解析士

・広告やSEMに関する資格
 1.Google広告認定資格
 2.Yahoo!プロモーション広告プロフェッショナル認定試験

資格を取得する際の注意事項
まとめ

Webマーケターに必要な資格とは

実は、Webマーケターとして働くためには、必ずしも資格が必要であるというわけではありません。

しかし、資格を取得しておくと、Webマーケティングに関する専門知識を習得していることを証明できます。さらに、未経験からWebマーケターに転職したいときには、取得している資格をアピールポイントとして使用することもできます。

Webマーケティングに必要とされる資格の種類とその具体的内容に関しては、次のようなものがあります。

マーケティングに関する資格

Webマーケティングを行う際には、マーケティングの基礎知識や用語を理解していることが必要になります。

1. マーケティング・ビジネス実務検定

「マーケティング・ビジネス実務検定」は、マーケティングに関する実務知識を総合的に判定する検定試験です。

マーケティングに関する理論だけではなく、仕事ですぐに役立つマーケティング実務知識などを習得することができます。

A・B・Cの3つのレベルがあり、自分の段階に合わせたレベルの受験が可能です。上位クラスのAレベルに合格すると「IMASSA認定マーケティング実務士」の認定を受けられます。

e-ラーニングやDVDなど、さまざまな試験対策専用の講座が用意されていて、試験勉強がしやすいこともおすすめのポイントです。

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2. IMA(Internet Marketing Analyst)検定

「IMA検定」は、Webマーケティングに必要なスキルを認定する検定試験です。

e-ラーニングやオンラインを用いて、講義から受検までの全ての過程を、自宅や職場内で完結できます。さらに、学生は受講料が無料であることも、この検定の大きなポイントになります。

リスティング広告とサイト分析の運用に関する試験を受験する「Standardコース」と、スプリットラン実施と集客施策の立案に関する試験を受験する「Professionalコース」が用意されています。

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3. Web検定

「Web検定」は、Webに関わるすべての人を対象としていて、仕事でWebを活用する際に必要なリテラシーが問われる検定試験です。

仕事でWebを活用する際に必要なリテラシーを有する「Webアソシエイト」認定資格と、その上位の各専門知識を有する「Webデザイナー」「Webディレクター」「Webプロデューサー」の認定資格が用意されています。

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4. ネットマーケティング検定

「ネットマーケティング検定」は、Webマーケターがインターネットを通じてマーケティングを行うための知識やスキルが問われる検定試験です。

公式テキストと過去問題集を中心に学習することで、標準学習時間15時間程度という短時間で知識を習得することができます。

さらに、試験は択一選択式なので、Webマーケティングの基礎知識を学びたい人や、転職活動に役立てたいという人が多く受検しています。

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分析や統計に関する資格

Webマーケティングを行う際に、データ分析や統計について、深く学びたいという方には、分析や統計に関わる資格がおすすめです。

1. 統計検定

「統計検定」は、Webマーケティングにとどまらず、統計に関する知識や活用力を評価する、全国統一の検定試験です。

1級から4級までの段階に分かれているので、自分のレベルに合わせて受験することが可能です。

データを客観的に分析し問題解決できる能力が身につくので、Webマーケターとして活躍しながら統計に関する知識を深めたい方にもぴったりです。

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2. Webアナリスト検定

「Webアナリスト検定」は、マーケティングに必要な情報の解析と活用方法の習得が問われる検定試験です。

首都圏や名古屋などの主要都市で講義や試験が開催されていますが、受検方法は会場によって異なります。

約5時間の講座を受講後にその場でWebテストを受けるスタイルなどもあるので、まずはWebマーケターとしての基本を学びたい方も気軽にトライできます。

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3. Googleアナリティクス個人認定資格(通称:GAIQ)

「GAIQ」は、Googleアナリティクスの知識に関するGoogle認定資格であり、世界共通のテストとなっています。

GAIQ資格の有効期限は12ヶ月なので、認定を受け続けたい場合は定期的に試験を受ける必要があります。

しかし、Googleが開発している「スキルショップ」というプラットフォームから学習も試験も行えます。料金がすべて無料ということも、魅力的なポイントになります。

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4. ウェブ解析士

「ウェブ解析士」は、Web解析に必要な知識を習得し、データを正確に活用できる人材を認定する資格です。

下のレベルから、「ウェブ解析士」「上級ウェブ解析士」「ウェブ解析士マスター」の3つのレベルが用意されています。

「上級ウェブ解析士」「ウェブ解析士マスター」を受験するためには、一つ下の資格を持っていることが受験要件となるので注意が必要です。

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広告やSEMに関する資格

Webマーケティングを行う際には、広告やSEM(検索エンジンマーケティング)についての知識を持っていることの証明も重要になります。

1. Google広告認定資格

「Google広告認定資格」は、Googleの広告に関する知識やスキルを測るGoogle認定資格であり、世界共通のテストになります。

認定資格を取得するには、「Google 広告の基礎」理解度テストに加えて、「検索広告」「ディスプレイ広告」「モバイル広告」「動画広告」「ショッピング広告」の計6分野のいずれかの理解度テストに合格する必要があります。

Googleが開発しているスキルショップから、無料で講座の受講と受験ができます。

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2. Yahoo!プロモーション広告プロフェッショナル認定試験

「Yahoo!プロモーション広告プロフェッショナル認定試験」は、「Yahoo!プロモーション広告」に関する専門的な知識を保有していることをスコアによって証明する試験です。

資格のレベルとしては、ベーシックとアドバンストの2段階の試験が用意されています。基礎から応用まで、自分のレベルに合わせて受験することができます。

資格取得の学習コンテンツも豊富に準備されていて、学習に便利な「公式ラーニングポータル」を無料で使えることも魅力的なポイントです。

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資格を取得する際の注意事項

Webマーケティングの世界は日々進化していて、Webマーケティングをする際に役立つ資格も変化し続けています。さらに、Webマーケターに求められるスキルは、これからもっと多様化していきます。

さらに、プレゼンテーション能力やコミュニケーション能力など、Webマーケティングとは直接関係のない能力を求められることにもなります。

今後も複雑化するWebマーケターの業務に対応するためには、マルチスキルを身に着けておき、必要に応じてそのスキルを使い分けることが重要になります。

常に自分自身をレベルアップできるように、自分に必要となる知識やスキルに合った資格を受験して、知識の習得や習熟に努め続けましょう。

まとめ

今回は、「Webマーケティングに必要な資格」というテーマについてご紹介してきました。

Webマーケティングを行うためには資格は必要ありません。それでも、資格を取得していることは知識を持っていることの証明となり、就職や転職に役立つことが多くなります。

ただし、資格の取得だけが、Webマーケティングでの習得であるとはいえません。
その他に、データを読み解く力、分析する力、その結果から社外、社内問わず提案する力、様々な力を養う事でデータサイエンスとしての基礎も作り上げる事が出来ます。

Webマーケティングの概念やWebマーケターとしての心構えなどは、現役Webマーケターからの指導を受けられる、Webマーケティングスクールなどで学習することができます。

今回ご紹介した内容を参考に学習方法を検討して、自分の目的にあった資格を取得するようにしましょう。

                       
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